ファイル |
説明 |
各ユーザ |
~/.ssh/known_hosts |
サーバのホスト公開鍵の一覧。ホスト認証時に使用する。 (3.2. ホスト認証のしくみ) |
~/.ssh/id_rsa |
公開鍵認証で使用する RSA 形式の秘密鍵ファイル。 (4.1.1. クライアント上で秘密鍵と公開鍵ペアを生成する) |
~/.ssh/id_dsa |
公開鍵認証で使用する DSA 形式の秘密鍵ファイル。 (4.1.1. クライアント上で秘密鍵と公開鍵ペアを生成する) |
~/.ssh/config |
クライアントの個人設定ファイル。 (4.7. 個人用の設定ファイルでさらに快適に) |
~/.ssh/identity |
SSH1 プロトコルの公開鍵認証で使用する秘密鍵ファイル。 (6.7.1. SSH1 プロトコルを使う) |
/tmp/ssh-XXXXXXX/agent.pid |
認証エージェントとの通信に使う UNIX ドメインソケット。
認証エージェント起動時に自動的に作成される。(4.4.2. 認証エージェントの動作) |
クライアントマシン全体 |
SYSCONFDIR/ssh_config |
ssh クライアントのデフォルト設定ファイル。
~/.ssh/config で指定されない設定項目はこのファイルの値が使われる。
(4.7. 個人用の設定ファイルでさらに快適に)
|
SYSCONFDIR/ssh_host_rsa_key |
RSA形式のホスト秘密鍵ファイル。Hostbased認証で使用する。(6.6. Hostbased 認証 を使う) |
SYSCONFDIR/ssh_host_rsa_key.pub |
RSA形式のホスト公開鍵ファイル。Hostbased認証を使用する際はこのファイルをサーバ側に登録する。 |
SYSCONFDIR/ssh_host_dsa_key |
DSA形式のホスト秘密鍵ファイル。Hostbased認証で使用する。(6.6. Hostbased 認証 を使う) |
SYSCONFDIR/ssh_host_dsa_key.pub |
DSA形式のホスト公開鍵ファイル。Hostbased認証を使用する際はこのファイルをサーバ側に登録する。 |
SYSCONFDIR/ssh_host_key |
SSH1 プロトコル用のホスト秘密鍵ファイル。RhostsRSA認証で使用する。 |
SYSCONFDIR/ssh_host_key.pub |
SSH1 プロトコル用のホスト公開鍵ファイル。RhostsRSA認証を使用する際はこのファイルをサーバ側に登録する。 |
/etc/hosts |
ホスト名と IP アドレスの関連付け情報。 |
/etc/resolv.conf |
DNS を利用する際に必要な情報。 |
/etc/nsswitch.conf |
DNS、NIS、/etc/hosts 各ファイルの利用方法と優先度が指定されている。 |
ファイル |
説明 |
各ユーザ |
~/.ssh/authorized_keys |
ユーザがそのマシンにログインできる公開鍵の一覧。 (4.1.2. 公開鍵をサーバに登録する、5.4.1. ユーザの公開鍵にオプションを指定する) |
~/.ssh/known_hosts |
クライアントのホスト公開鍵の一覧。Hostbased認証でクライアント認証に使用される。 (6.6. Hostbased 認証 を使う) |
~/.ssh/.shosts |
Hostbased認証でユーザの認証に使用される。 |
~/.ssh/.rhosts |
Hostbased認証でユーザの認証に使用される。 |
~/.ssh/environment |
ユーザのログイン時に自動的に設定される環境変数を指定する。
(サーバ側の PermitUserEnvironment 設定項目が yes の場合のみ有効)
|
~/.ssh/rc |
ユーザのログイン時に自動的に実行されるスクリプトファイル。
|
~/.hushlogin |
このファイルが存在する場合、ユーザのログイン時に前回のログイン時刻や /etc/motd などは表示されない。 |
サーバマシン全体 |
SYSCONFDIR/sshd_config |
sshd サーバデーモンの設定ファイル。 (5.2. sshd を安全に設定する) |
SYSCONFDIR/ssh_host_rsa_key |
RSA形式のホスト秘密鍵ファイル。クライアントが接続した際、ホスト認証に使用する。(3.2. ホスト認証のしくみ) |
SYSCONFDIR/ssh_host_rsa_key.pub |
RSA形式のホスト公開鍵ファイル。ユーザの参照用。 |
SYSCONFDIR/ssh_host_dsa_key |
DSA形式のホスト秘密鍵ファイル。クライアントが接続した際、ホスト認証に使用する。(3.2. ホスト認証のしくみ) |
SYSCONFDIR/ssh_host_dsa_key.pub |
DSA形式のホスト公開鍵ファイル。ユーザの参照用。 |
SYSCONFDIR/ssh_host_key |
SSH1 プロトコル用のホスト秘密鍵ファイル。クライアントが接続した際、ホスト認証に使用する。(3.2. ホスト認証のしくみ) |
SYSCONFDIR/ssh_host_key.pub |
SSH1 プロトコル用のホスト公開鍵ファイル。ユーザの参照用。 |
SYSCONFDIR/ssh_known_hosts |
クライアントのホスト公開鍵の一覧。Hostbased認証で使用する。 (6.6. Hostbased 認証 を使う) |
SYSCONFDIR/shosts.equiv |
Hostbased認証を許可するクライアントとユーザの一覧。 (6.6. Hostbased 認証 を使う) |
SYSCONFDIR/sshrc |
各ユーザのログイン時に自動的に実行されるスクリプトファイル。 |
/etc/passwd |
ユーザのアカウント情報が記録されるファイル。
各ユーザのホームディレクトリ、利用するログインシェルなどが記録される。
(5.3. ユーザアカウントを管理する)
|
/etc/shadow (/etc/master.passwd) |
ユーザのパスワードを表すハッシュ文字列が記録される。
(5.3.2. 公開鍵認証を使っているユーザのパスワード認証を禁止する)
|
/etc/hosts.allow |
接続を許可するホスト名一覧。tcp_wrappers によって使われる。
(5.2.4. システム全体で特定のホストからのみログインを許可する)
|
/etc/hosts.deny |
接続を禁止するホスト名一覧。tcp_wrappers によって使われる。
(5.2.4. システム全体で特定のホストからのみログインを許可する)
|
/etc/hosts |
ホスト名と IP アドレスの関連付け情報。 |
/etc/resolv.conf |
DNS を利用する際に必要な情報。 |
/etc/nsswitch.conf |
DNS、NIS、/etc/hosts 各ファイルの利用方法と優先度が指定されている。 |
/etc/syslogd.conf |
syslogd の設定ファイル。 sshd サーバデーモンのログはこのファイルに従って出力される。 |
/var/run/sshd.pid |
sshd サーバデーモンのプロセス ID を格納したファイル。sshd 起動時に自動的に作成される。 |
文法
|
名前
|
説明
|
|
-1 または -2
|
SSH プロトコルを指定
|
使用する SSH プロトコルのバージョンを
SSH1 (-1 ) あるいは SSH2 (-2 ) に
強制的に指定します。
ssh_config 設定ファイルでは Protocol 設定項目に相当します。
(6.7.1. SSH1 プロトコルを使う)
|
|
-a または -A
|
エージェント転送の可否
|
サーバ側への認証エージェントの転送を禁止する (-a ) か、
あるいは許可する (-A ) かを指定します。
ssh_config 設定ファイルでは ForwardAgent 設定項目に相当します。
(4.4.3. 認証エージェントを転送する)
|
|
-c 暗号化アルゴリズム1,暗号化アルゴリズム2,...
|
暗号化アルゴリズムを指定
|
使用する暗号化アルゴリズムとその優先順位をカンマで区切って指定します。
ssh_config 設定ファイルでは Ciphers 設定項目 (SSH2) または
Cipher 設定項目 (SSH1) に相当します。
(4.7.3. 設定を変えて OpenSSH を高速化する)
|
|
-C
|
圧縮を許可
|
データ圧縮を利用することにより通信を高速化します。
ssh_config 設定ファイルでは Compression yes に相当します。
(4.7.3. 設定を変えて OpenSSH を高速化する)
|
|
-e エスケープ文字
|
エスケープ文字を指定
|
ログイン後に使用できるエスケープ文字 (デフォルトはチルダ記号 “~ ”) を変更します。
ssh_config 設定ファイルでは EscapeChar 設定項目に相当します。
(4.1.3. 公開鍵認証でログインする)
|
|
-f
|
バックグラウンド化
|
サーバにログインしたあと自動的に ssh をバックグラウンドに移行させます。
(4.5. X11 転送を使う)
|
|
-F 個人設定ファイル
|
個人設定ファイルを指定
|
個人設定ファイルのパス名を指定します (デフォルトは ~/.ssh/config )。
このオプションが指定されると、システムの設定ファイル ssh_config の内容は無視されます。
(4.7. 個人用の設定ファイルでさらに快適に)
|
|
-i 秘密鍵ファイル
|
秘密鍵ファイルを指定
|
公開鍵認証で使用する秘密鍵ファイル
(デフォルトは ~/.ssh/id_rsa あるいは ~/.ssh/id_dsa 、
SSH1プロトコルの場合は ~/.ssh/identity ) を指定します。
ssh_config 設定ファイルでは IdentityFile 設定項目に相当します。
(4.1.3. 公開鍵認証でログインする)
|
|
-l ユーザ名
|
ログインするユーザ名を指定
|
サーバにログインするユーザ名を指定します。コマンドライン引数の
「ユーザ名@ 」の部分と同じです。
ssh_config 設定ファイルでは User 設定項目に相当します。
(4.1.3. 公開鍵認証でログインする)
|
|
-L ポートX:ホストY:ポートZ
|
ローカル→リモート (L) のポート転送
|
クライアント側の ポートX に行われた TCP接続をサーバ側 ホストY の ポートZ に転送します。
この機能は、ssh_config 設定ファイルでは LocalForward 設定項目で指定できます。
(6.2.1. ローカル→リモート (L) のポート転送)
|
|
-N
|
コマンド実行を禁止
|
サーバ側でコマンドを実行せず、ポート転送などの機能のみを開始します。
(6.2. ポート転送)
|
|
-o 設定項目=値
|
設定項目を変更
|
コマンドラインからじかに ssh クライアントの 設定項目を変更します。
(4.7. 個人用の設定ファイルでさらに快適に)
|
|
-p ポート番号
|
接続するポート番号を指定
|
サーバに接続する TCP ポート番号 (デフォルトは 22) を指定します。
ssh_config 設定ファイルでは Port 設定項目に相当します。
(5.5.3. パスワード推測攻撃を避ける、6.4.2. ポートを変えて複数のホストにログインする)
|
|
-R ポートX:ホストY:ポートZ
|
リモート→ローカル (R) のポート転送
|
サーバ側の ポートX に行われた TCP接続をクライアント側 ホストY の ポートZ に転送します。
この機能は、ssh_config 設定ファイルでは RemoteForward 設定項目で指定できます。
(6.2.2. リモート→ローカル (R) のポート転送)
|
|
-g
|
外部のホストにもポート転送を許可
|
ポート転送をおこなう際、クライアントマシン以外のホストもポート転送が利用できるようにします。
ssh_config 設定ファイルでは GatewayPorts yes に相当します。
(6.2.3. 応用1 - HTTP のみに対応した簡易 VPN を構築する)
|
|
-T または -t または -tt
|
仮想端末使用の可否
|
サーバへのログイン時に仮想端末を使用しない (-T ) か、使用する (-t ) か、
あるいは強制的に使用する (-tt ) かを指定します。
(6.4.1. 複数回に分けてログインする)
|
|
-v または -q
|
デバッグメッセージの可否
|
デバッグ出力を表示する (-v ) か、
あるいはなるべくメッセージを表示しない (-q ) ようにします。
-v オプションを増やすと出力が詳細になります (最高 3つまで)。
ssh_config 設定ファイルでは LogLevel 設定項目に相当します。
(7.3.1. ssh をデバッグモードで実行する)
|
|
-w クライアント側インターフェイス番号:サーバ側インターフェイス番号
|
VPNの指定
|
クライアント側とサーバ側でそれぞれ指定されたネットワークインターフェイスを使って、VPN のトンネリングを開始します。
(6.3. VPN機能を使う)
|
|
-V
|
バージョン番号を表示
|
ssh コマンドのバージョン番号を表示します。
(2.1. 現在インストールされている OpenSSH のバージョン番号を調べる)
|
|
-x または -X または -Y
|
X11転送の可否
|
X11転送を禁止する (-x ) か、許可する (-X ) か、
あるいは信頼された X11 転送を許可する (-Y ) かを指定します。
ssh_config 設定ファイルでは ForwardX11 および ForwardX11Trusted
設定項目に相当します。
(4.5. X11 転送を使う)
|
|
設定項目
|
名前
|
説明
|
|
ChallengeResponseAuthentication { yes | no }
|
チャレンジ・レスポンス認証使用の可否
|
サーバとの認証時にチャレンジ・レスポンス認証を試みるかどうか指定します。
|
|
CheckHostIP { yes | no }
|
IPアドレスの検査の可否
|
ホスト認証をおこなうとき、~/.ssh/known_hosts ファイルに記録されたホスト名と
IPアドレスの組み合わせが正しいかどうかをチェックします。
これによって DNS が不正に設定された場合に異常を検出できますが、
単一の IPアドレスで複数の sshd を走らせている場合は
no に設定する必要があります。
(6.4.2. ポートを変えて複数のホストにログインする)
|
|
Cipher { 3des | blowfish | des }
|
SSH1 の暗号化アルゴリズムを指定
|
SSH1 プロトコルで使用する暗号化アルゴリズムを指定します。SSH2 プロトコルと異なり、
SSH1 プロトコルでは暗号化アルゴリズムはひとつしか指定できません。
ssh コマンドの -c オプションに相当します。
|
|
Ciphers 暗号化アルゴリズム名1,暗号化アルゴリズム名2,...
|
SSH2 の暗号化アルゴリズムを指定
|
SSH2 プロトコルで使用する複数の暗号化アルゴリズムとその優先順位をカンマで区切って指定します。
ssh コマンドの -c オプションに相当します。
(4.7.3. 設定を変えて OpenSSH を高速化する)
|
|
ClearAllForwardings { no | yes }
|
すべてのポート転送を無効に
|
この設定項目が yes に指定されると、設定ファイルやコマンドラインで指定された
すべてのポート転送の指定が無効になります。
この設定項目はおもに scp や sftp 内で使われます。
|
|
Compression { no | yes }
|
圧縮の可否
|
通信のデータ圧縮を許可するかどうかを指定します。
ssh コマンドの -C オプションは
Compression yes に相当します。
(4.7.3. 設定を変えて OpenSSH を高速化する)
|
|
EnableSSHKeysign { no | yes }
|
ssh-keysign利用の可否
|
ssh-keysign プログラムの使用を許可するかどうかを指定します。
ssh-keysign プログラムは Hostbased認証を使うさいに必要です。
(6.6.2. Hostbased 認証を使う準備)
|
|
EscapeChar 文字
|
エスケープ文字を指定
|
ログイン後に使用できるエスケープ文字 (デフォルトはチルダ記号 “~ ”) を指定します
ssh コマンドの -e オプションに相当します。
|
|
ForwardAgent { no | yes }
|
エージェント転送の可否
|
サーバ側への認証エージェントの転送を許可するかどうかを指定します。
ssh コマンドの -A オプションおよび
-a オプションは、それぞれ
ForwardAgent yes および
ForwardAgent no に相当します。
(4.4.3. 認証エージェントを転送する)
|
|
ForwardX11 { no | yes }
|
X11転送の可否
|
X11転送を許可するかどうかを指定します。
ssh コマンドの -X オプションおよび
-x オプションは、それぞれ
ForwardX11 yes および
ForwardX11 no に相当します。
(4.5. X11 転送を使う)
|
|
ForwardX11Trusted { no | yes }
|
信頼されたX11転送の可否
|
信頼された X11転送を許可するかどうかを指定します。
ssh コマンドの -Y オプションは
ForwardX11Trusted yes に相当します。
(4.5. X11 転送を使う)
|
|
GatewayPorts { no | yes }
|
外部からのポート転送利用の可否
|
ローカル→リモート (L) の
ポート転送をおこなう際、クライアントマシン以外のホストにもそのポート転送を利用させるかどうかを指定します。
ssh コマンドの -g オプションは
GatewayPorts yes に相当します。
(6.2.3. 応用1 - HTTP のみに対応した簡易 VPN を構築する)
|
|
GlobalKnownHostsFile known_hostsパス名
|
システム全体のknown_hostsファイルを指定
|
システム全体にわたる known_hostsファイルのパス名
(デフォルトは OpenSSH 用設定ディレクトリにある ssh_known_hosts ) を変更します。
ホスト認証の際には各ユーザの ~/.ssh/known_hosts ファイルに加えて、
ここで指定されたファイルに含まれているホスト公開鍵も検査されます。
|
|
HashKnownHosts { no | yes }
|
ホスト名ハッシュ化の可否
|
~/.ssh/known_hosts ファイルに新たにホスト公開鍵を加えるとき、
そのホスト名を自動的にハッシュ化するかどうかを指定します。
(5.8.2. known_hosts ファイルの内容をハッシュ化する)
|
|
HostbasedAuthentication { no | yes }
|
Hostbased認証使用の可否
|
SSH2 プロトコルを使用している場合、サーバとの認証時に Hostbased認証を試みるかどうかを指定します。
(6.6.2. Hostbased 認証を使う準備)
|
|
HostKeyAlias 架空のホスト名
|
ホスト公開鍵とホスト名を関連づける
|
同一のホスト名 (IPアドレス) で動いている複数の sshd サーバデーモンに
アクセスする場合、異なるホスト公開鍵の関連づけに使う架空のホスト名を指定します。
(6.4.2. ポートを変えて複数のホストにログインする)
|
|
HostName ホスト名
|
実際に接続するホスト名を指定
|
ユーザの入力したホスト名が
~/.ssh/config 個人設定ファイルの Host 指定に一致したとき、
実際に接続するホスト名を指定します。
(4.7. 個人用の設定ファイルでさらに快適に)
|
|
IdentityFile 秘密鍵ファイル
|
秘密鍵ファイルを指定
|
デフォルトのパス (~/.ssh/id_rsa あるいは ~/.ssh/id_dsa 、
SSH1プロトコルの場合は ~/.ssh/identity )
以外にある秘密鍵ファイルを指定します。
ssh コマンドの -i オプションに相当します。
(4.7. 個人用の設定ファイルでさらに快適に)
|
|
LocalCommand コマンドライン文字列
|
クライアント上で実行するコマンドを指定
|
PermitLocalCommand 設定項目が yes の場合、
サーバへのログイン後にクライアント上で実行するコマンドを指定します。
(6.3.3. VPN を実際に運用する)
|
|
LocalForward ポートX ホストY:ポートZ
|
ローカル→リモート (L) のポート転送
|
クライアント側の ポートX に行われた TCP接続をサーバ側 ホストY の ポートZ に転送します。
ssh コマンドの -L オプションに相当します。
なお、コマンドラインオプションとは異なり、ポートX と ホストY の間はコロン (: ) ではなく
スペースで区切ることに注意してください。
(6.2.1. ローカル→リモート (L) のポート転送)
|
|
LogLevel ログのレベル
|
ログのレベルを指定
|
表示するデバッグ出力のレベルを
QUIET, FATAL, ERROR, INFO, VERBOSE, DEBUG, DEBUG1, DEBUG2 および DEBUG3
中からひとつ指定します。QUIET はログをまったく表示せず、
DEBUG3 はもっとも詳細な出力を表示します。デフォルトの値は INFO です。
ssh コマンドの -v オプションを増やすことは、
このログのレベルを上げることに相当します。
|
|
PasswordAuthentication { yes | no }
|
パスワード認証使用の可否
|
サーバとの認証時にパスワード認証を試みるかどうかを指定します。
(4.2. パスワード認証をつかったログイン (SSH2プロトコル))
|
|
PermitLocalCommand { no | yes }
|
クライアント上におけるコマンド実行の可否
|
この設定項目を yes に指定すると、サーバにログインしたあとに
クライアントが LocalCommand 設定項目で指定されたコマンド文字列を自動的に実行します。
(6.3.3. VPN を実際に運用する)
|
|
Port ポート番号
|
接続するポート番号を指定
|
サーバに接続する TCP ポート番号 (デフォルトは 22) を指定します。
ssh コマンドの -p オプションに相当します。
(4.1.3. 公開鍵認証でログインする、5.5.3. パスワード推測攻撃を避ける)
|
|
Protocol { 2,1 | 1,2 | 2 | 1 }
|
使用する SSH プロトコルを指定
|
サーバに接続したさい使用を試みる SSH プロトコルのバージョンとその優先度をカンマでくぎって指定します。
ssh コマンドの -1 オプションおよび
-2 オプションは、それぞれ
Protocol 1 および
Protocol 2 に相当します。
(6.7.1. SSH1 プロトコルを使う)
|
|
PubkeyAuthentication { yes | no }
|
公開鍵認証使用の可否
|
SSH2 プロトコルを使用している場合、サーバとの認証時に公開鍵認証を試みるかどうかを指定します。
(4.1.3. 公開鍵認証でログインする)
|
|
RemoteForward ポートX ホストY:ポートZ
|
リモート→ローカル (R) のポート転送
|
サーバ側の ポートX に行われた TCP接続をクライアント側 ホストY の ポートZ に転送します。
ssh コマンドの -R オプションに相当します。
なお、コマンドラインオプションとは異なり、ポートX と ホストY の間はコロン (: ) ではなく
スペースで区切ることに注意してください。
(6.2.2. リモート→ローカル (R) のポート転送)
|
|
RSAAuthentication { yes | no }
|
RSA認証使用の可否
|
SSH1 プロトコルを使用している場合、 サーバとの認証時に RSA認証 (SSH2 における公開鍵認証) を
試みるかどうかを指定します。
(6.7.1. SSH1 プロトコルを使う)
|
|
StrictHostKeyChecking { ask | yes | no }
|
ホスト鍵検査の方式を指定
|
ホスト公開鍵が未知のサーバにログインする場合、
そのサーバのホスト公開鍵を自動的に known_hosts ファイルに追加する
(yes ) か、ログインを拒否する (no ) か、
あるいはその公開鍵を known_hosts ファイルに追加するかどうかをユーザに確認する
(ask ) かのいずれかを指定します。
|
|
Tunnel { no | point-to-point | ethernet | yes }
|
トンネリングの可否
|
tun/tap デバイスを使ったトンネリングをおこなうかどうかを指定します。
(6.3.2. VPN を設定・テストする)
|
|
TunnelDevice ネットワークインターフェイス番号
|
トンネリングに使うインターフェイスを指定
|
トンネリングをおこなう際に、クライアント側で使う tun/tap デバイスの
ネットワークインターフェイス番号を指定します。デフォルトでは、
最初に利用可能なネットワークインターフェイス番号が利用されます。
|
|
User ユーザ名
|
ログインするユーザ名を指定
|
サーバにログインするユーザ名を指定します。
コマンドライン引数の「ユーザ名@ 」の部分、
または -l オプションに相当します。
(4.1.3. 公開鍵認証でログインする)
|
|
UserKnownHostsFile known_hostsパス名
|
ユーザ用known_hostsファイルを指定
|
ホスト認証に使う、各ユーザ用の known_hostsファイルのパス名
(デフォルトは ~/.ssh/known_hosts ) を変更します。
|
|
XAuthLocation xauthパス名
|
xauthのパス名を指定
|
X11転送で使う、サーバ側の xauth プログラムのパス名を指定します。
(4.5. X11 転送を使う、7.5.1. X11転送が使えない)
|
|
AddressFamily { any | inet | inet6 }
|
IPv4 あるいは IPv6 を指定
|
ネットワーク接続に IPv4 アドレス (inet ) あるいは
IPv6 アドレス (inet6 ) あるいは両方
(any ) のどれを使うか指定します。
ssh コマンドの -4 オプションおよび
-6 オプションは、それぞれ
AddressFamily inet および
AddressFamily inet6 に相当します。
|
|
BatchMode { no | yes }
|
バッチ処理モード
|
パスフレーズまたはパスワードを要求しないようにします。
|
|
BindAddress IPアドレス
|
接続元アドレスを指定
|
複数の IP アドレスを持つマシンで、サーバへの TCP接続のさい指定された IPアドレスを接続元として使用します。
ssh コマンドの -b オプションに相当します。
|
|
CompressionLevel 数値
|
圧縮レベルの指定
|
SSH1 プロトコルを使用している場合、
データ圧縮をするさいに、圧縮のレベルを 1 (弱)〜9 (強) の数値で指定します。
|
|
ConnectionAttempts 接続試行回数
|
接続を試行する回数を指定
|
サーバに TCP 接続を試みる最大の回数 (デフォルトは 1) を指定します。
|
|
ConnectTimeout 秒数
|
TCP接続のタイムアウトを指定
|
サーバに TCP 接続を試みたときのタイムアウトまでの秒数を指定します。
|
|
ControlMaster { no | yes | ask | auto | autoask }
|
マスターモードを指定
|
ssh を「マスターモード」にするかどうかを指定します。
ssh コマンドの -M オプションは
ControlMaster yes に相当します。
|
|
ControlPath 制御用ソケット
|
制御用ソケットを指定
|
ssh をマスターモードで実行するさい、制御用の通信に使う
UNIXドメインソケットのパス名を指定します。
ssh コマンドの -S オプションに相当します。
|
|
DynamicForward [IPアドレス:]ポート番号
|
動的なポート転送を指定
|
動的なポート転送を開始します。ssh クライアントは
指定されたポート番号 (および IPアドレス) で SOCKS サーバとして動きます。
ssh コマンドの -D オプションに相当します。
|
|
GSSAPIAuthentication { no | yes }
|
GSSAPI認証の可否
|
SSH2 プロトコルを使用している場合、サーバとの認証時に GSSAPI認証を試みるかどうかを指定します。
|
|
GSSAPIDelegateCredentials { no | yes }
|
GSSAPI証明書転送の可否
|
SSH2 プロトコルを使用している場合、サーバ側に GSSAPI証明書の転送を許可するかどうかを指定します。
ssh コマンドの -k オプションは
GSSAPIDelegateCredentials no に相当します。
|
|
HostKeyAlgorithms { ssh-rsa,ssh-dss | ssh-rsa,ssh-dss }
|
ホスト鍵の優先順位を指定
|
SSH2 プロトコルでホスト認証をおこなうさい、サーバが持っている RSA 形式のホスト鍵とDSA形式の ホスト鍵の
どちらを優先して使用するかを指定します。
|
|
IdentitiesOnly { no | yes }
|
所有している秘密鍵に限定
|
公開鍵認証において、実際に所有している秘密鍵のみを使用する
(つまり、転送された認証エージェントが持っている秘密鍵は無視する) かどうかを指定します。
|
|
KbdInteractiveDevices デバイス1,デバイス2,...
|
対話的デバイスを指定
|
keyboard-interactive 認証時に使用する対話的デバイスを指定します。
|
|
MACs MACアルゴリズム1,MACアルゴリズム2,...
|
MACアルゴリズムを指定
|
クライアントがデータの混入や改ざんを検出するのに使う複数の MAC アルゴリズムをカンマで区切って指定します。
ssh コマンドの -m オプションに相当します。
|
|
NoHostAuthenticationForLocalhost { no | yes }
|
localhostに対するホスト認証省略の可否
|
localhost にログインする場合
(つまり、ssh クライアントと sshd サーバデーモンが同一マシンの場合)、
ホスト認証を省略するかどうかを指定します。ユーザの ~/.ssh/known_hosts ファイルを
複数ホスト間で NFS などで共有している場合には yes を指定します。
|
|
NumberOfPasswordPrompts パスワード試行回数
|
パスワード試行回数を指定
|
パスワード認証時に、最高何回までユーザにパスワードを尋ねるか (デフォルトは 3回) を指定します。
|
|
PreferredAuthentications 認証方式1,認証方式2,...
|
認証方式の優先順位を指定
|
SSH2 プロトコルにおける認証方式の優先順位をカンマで区切って指定します。
公開鍵認証 (publickey )、Hostbased 認証 (hostbased )、
パスワード認証 (password )、keyboard-interactive 認証 (keyboard-interactive )
が指定できます。
|
|
ProxyCommand コマンド文字列
|
プロキシコマンドの指定
|
ssh クライアントが TCP 接続の代わりに利用する
ネットワーク通信用プログラムを指定します。
|
|
RekeyLimit 転送量
|
暗号鍵を再生成する転送量を指定
|
SSH2 プロトコル使用時に、一定のデータが転送されたのち、自動的に暗号鍵を再生成するデータ量
(デフォルトは 1G あるいは 4G、暗号化アルゴリズムによる) を指定します。
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RhostsRSAAuthentication { no | yes }
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RhostsRSA認証の可否
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SSH1 プロトコルを使用している場合、サーバとの認証時に RhostsRSA認証
(SSH2 プロトコルにおける Hostbased認証) を試みるかどうかを指定します。
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SendEnv 環境変数名1 環境変数名2 ...
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環境変数の転送を指定
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サーバのログイン時にクライアント側からサーバ側に転送する環境変数を指定します。
なお、SendEnv 設定項目を使うには、サーバ側の AcceptEnv 設定項目で
その環境変数の転送が許可されている必要があります。
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ServerAliveCountMax 確認メッセージ回数
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確認メッセージの最大回数を指定
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SSH2 プロトコル使用時に、ssh クライアントが一定時間おきにサーバに送信する
確認メッセージの最大回数 (デフォルトは 3回) を指定します。
この回数以上の確認メッセージに対してサーバ側から応答がない場合 ssh は
自動的に接続を切断します。
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ServerAliveInterval 確認メッセージ間隔
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確認メッセージの送信間隔を指定
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SSH2 プロトコル使用時に、ssh クライアントが一定時間おきにサーバに送信する
確認メッセージの間隔 (デフォルトは 0秒 - 確認メッセージを送らない) を指定します。
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SmartcardDevice スマートカードデバイス
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スマートカードデバイスを指定
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公開鍵認証時に、指定されたスマートカードデバイスに格納されている
RSA秘密鍵を使用するよう指定します。
ssh コマンドの -I オプションに相当します。
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TCPKeepAlive { yes | no }
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TCPKeepAliveメッセージの可否
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サーバへの TCP 接続で KeepAlive メッセージを使用するかどうかを指定します。
KeepAlive メッセージを使用すると、サーバとの TCP 接続が一時的に途切れたとき
ssh は自動的に終了します。
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UsePrivilegedPort { no | yes }
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特権ポート使用の可否
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SSH1 プロトコルの RhostsRSA認証を使う場合、特権ポートから TCP 接続をおこなうかどうかを指定します。
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VerifyHostKeyDNS { no | yes | ask }
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DNSを使ったホスト公開鍵確認の可否
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SSH2 プロトコル使用時に、
DNS の SSHFP レコードを使ってサーバのホスト公開鍵を確認するかどうかを指定します。
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AllowGroups グループ名1 グループ名2 ...
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特定のグループのみにログインを許可
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特定のグループのログインのみを許可します。 AllowGroups 設定項目を
指定した場合、ここに載っていないグループは必ずログインが禁止されます。
ワイルドカードとして * や ? の文字が使用できます。
(5.2.2. 特定のユーザのログインを禁止する)
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AllowTcpForwarding { yes | no }
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ポート転送使用の可否
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ポート転送の利用を許可するかどうかを指定します。
(6.2. ポート転送、5.4. ユーザの操作を制限する)
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AllowUsers ユーザ名1 ユーザ名2 ...
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特定のユーザのみにログインを許可
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特定のユーザのログインのみを許可します。 AllowUsers 設定項目を
指定した場合、ここに載っていないユーザは必ずログインが禁止されます。
ワイルドカードとして * や ? の文字が使用できます。
(5.2.2. 特定のユーザのログインを禁止する)
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AuthorizedKeysFile authorized_keysファイル
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各ユーザのauthorized_keysファイルを指定
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公開鍵認証の際に sshd サーバデーモンが参照する、
各ユーザの公開鍵を記した authorized_keys ファイルの
パス名 (デフォルトは .ssh/authorized_keys ) を変更します。
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ChallengeResponseAuthentication { yes | no }
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チャレンジ・レスポンス認証の可否
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ユーザ認証時にチャレンジ・レスポンス認証を許可するかどうか指定します。
パスワード認証を禁止する場合は、この設定項目も no
に設定する必要があります。
なお、Mac OS X でパスワード認証を使用する場合は
ChallengeResponseAuthentication 設定項目と
UsePAM 設定項目をともに yes に指定する必要があります。
(5.2.1. システム全体でパスワード認証を禁止する)
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Ciphers 暗号化アルゴリズム名1,暗号化アルゴリズム名2,...
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SSH2 の暗号化アルゴリズムを指定
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SSH2 プロトコルで使用する複数の暗号化アルゴリズムとその優先順位をカンマで区切って指定します。
(4.7.3. 設定を変えて OpenSSH を高速化する)
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Compression { delayed | yes | no }
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圧縮の可否
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通信のデータ圧縮を許可するかどうかを指定します。
Compression delayed を指定すると接続時には
圧縮を使用せず、認証完了後に圧縮を開始しますが、これは古いバージョンの
OpenSSH との運用で問題を起こすことがあります。
(4.7.3. 設定を変えて OpenSSH を高速化する、7.4.2. SSH プロトコル上のトラブル)
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DenyGroups グループ名1 グループ名2 ...
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特定グループのログインを禁止
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ログインを禁止するグループを指定します。なお、 DenyGroups 設定項目は
AllowGroups 設定項目よりも優先されます。
ワイルドカードとして * や ? の文字が使用できます。
(5.2.2. 特定のユーザのログインを禁止する)
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DenyUsers ユーザ名1 ユーザ名2 ...
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特定ユーザのログインを禁止
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ログインを禁止するユーザを指定します。なお、 DenyUsers 設定項目は
AllowUsers 設定項目よりも優先されます。
ワイルドカードとして * や ? の文字が使用できます。
(5.2.2. 特定のユーザのログインを禁止する)
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GatewayPorts { no | yes | clientspecified }
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外部からのポート転送利用の可否
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リモート→ローカル (R) のポート転送をおこなう際、
サーバマシン以外のホストにもそのポート転送を利用させるかどうかを指定します。
clientspecified を指定すると、
この許可はクライアントが決定できるようになります。
(6.2.4. 応用2 - VNC で遠隔地にあるマシンを安全に制御する)
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HostbasedAuthentication { no | yes }
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Hostbased認証の可否
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SSH2 プロトコルを使用している場合、ユーザ認証時に Hostbased認証を許可するかどうか指定します。
(6.6.2. Hostbased 認証を使う準備)
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HostKey ホスト秘密鍵ファイル
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ホスト秘密鍵を指定
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sshd サーバデーモンがホスト認証に使うホスト秘密鍵ファイル
(デフォルトは OpenSSH 用設定ディレクトリにある ssh_host_rsa_key 、
ssh_host_dsa_key および ssh_host_key ) を指定します。
この設定項目は複数回指定できます。
sshd 実行時の -h オプションに相当します。
なお、ホスト秘密鍵は sshd が起動するのに最低ひとつ必要であり、
指定されたプロトコル用のホスト秘密鍵ファイルが読み込めない場合は、
そのバージョンのプロトコルが使用できなくなります。
(6.5.1. 一般ユーザ権限で sshd を走らせる、7.2.2. sshd の初期化に関するエラー)
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IgnoreRhosts { yes | no }
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Hostbased認証時にユーザの rhostsファイルを無視
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Hostbased認証を行うさいに、ユーザのホームディレクトリ上にある
~/.rhosts ファイルを無視するかどうかを指定します。
(6.6.2. Hostbased 認証を使う準備)
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IgnoreUserKnownHosts { no | yes }
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Hostbased認証時にユーザの known_hostsファイルを無視
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Hostbased認証を行うさいに、ユーザの ~/.ssh/known_hosts ファイルを
無視するかどうかを指定します。
(6.6.2. Hostbased 認証を使う準備)
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LogLevel ログのレベル
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ログのレベルを指定
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表示するデバッグ出力のレベルを
QUIET, FATAL, ERROR, INFO, VERBOSE, DEBUG (DEBUG1), DEBUG2 および DEBUG3
中からひとつ指定します。QUIET はログをまったく表示せず、
DEBUG3 はもっとも詳細な出力を表示します。デフォルトの値は INFO です。
OpenSSH のマニュアルでは、DEBUG 以上のレベルはユーザのプライバシーを侵害する
危険性があるため、実際の運用時には使用しないよう勧めています。
(5.5.2. sshd のログを見る)
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PasswordAuthentication { yes | no }
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パスワード認証使用の可否
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ユーザ認証時に Hostbased認証を許可するかどうか指定します。
なお、Mac OS X でパスワード認証を使用する場合は
ChallengeResponseAuthentication 設定項目と
UsePAM 設定項目をともに yes に指定する必要があります。
(5.2.1. システム全体でパスワード認証を禁止する)
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PermitRootLogin { yes | no | without-password | forced-commands-only }
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rootログインの可否
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rootユーザとしてログイン可能かどうかを指定します。
(5.2.3. Root のログインを禁止する)
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PermitTunnel { no | point-to-point | ethernet | yes }
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トンネリングの可否
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tun/tap デバイスを使ったトンネリングを許可するかどうかを指定します。
(6.3.2. VPN を設定・テストする)
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Port ポート番号
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接続を待ち受けるポート番号を指定
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クライアントからの TCP 接続を待ち受けるポート番号 (デフォルトは 22) を指定します。
この設定項目を複数個指定した場合、複数のポートが listen されます。
sshd 実行時の -p オプションに相当します。
(5.5.3. パスワード推測攻撃を避ける、6.4.2. ポートを変えて複数のホストにログインする、6.5.1. 一般ユーザ権限で sshd を走らせる)
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PrintLastLog { yes | no }
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前回のログイン日時の表示設定
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ユーザのログイン時に、そのユーザが前回サーバにログインした日時を表示するかどうかを指定します。
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PrintMotd { yes | no }
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motdファイルの表示設定
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ユーザのログイン時に /etc/motd ファイルの内容を表示するかどうかを指定します。
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Protocol { 2,1 | 2 | 1 }
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サポートする SSH プロトコルを指定
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サポートする SSH プロトコル (SSH1 プロトコルあるいは SSH2 プロトコル) を
カンマで区切って指定します。なお、どちらの SSH プロトコルを使用するかを決定するのは
クライアント側なので、プロトコルの優先順位は指定できません。
(6.7.1. SSH1 プロトコルを使う)
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PubkeyAuthentication { yes | no }
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公開鍵認証の可否
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SSH2 プロトコルを使用している場合、ユーザ認証時に公開鍵認証を許可するかどうか指定します。
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RSAAuthentication { yes | no }
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RSA認証の可否
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SSH1 プロトコルを使用している場合、ユーザ認証時に RSA認証 (SSH2 における公開鍵認証) を
許可するかどうか指定します。
(6.7.1. SSH1 プロトコルを使う)
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StrictModes { yes | no }
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厳密なパーミッション管理の可否
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この設定項目を yes に指定すると、
ユーザがログインしようとするさい、~/.ssh/authorized_keys などの
重要なファイルが誰にでも書き換え可能な状態になっていないかどうかをチェックします。
(7.4.4. ログインできない (公開鍵認証))
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Subsystem サブシステム名 パス名
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サブシステムのプログラムを設定
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特定のサブシステム名に対応するプログラムのパス名を指定します。
OpenSSH では「sftp 」サブシステムを指定した場合に
かならず sftp-server プログラムが実行されることが決められています。
ユーザがこれ以外のサブシステムを設定することもできます。
(4.3.2. sftp をつかったファイル転送)
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SyslogFacility ログ出力先
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ログの出力先を指定
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sshd サーバデーモンが表示するログの syslog 出力先を指定します。
DAEMON, USER, AUTH, LOCAL0, LOCAL1, LOCAL2, LOCAL3, LOCAL4, LOCAL5, LOCAL6, および LOCAL7
中からひとつ指定します。
(5.5.2. sshd のログを見る)
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UseDNS { yes | no }
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DNS 使用の可否
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クライアントが接続してきたとき、そのホスト名を DNS で逆引きするかどうかを指定します。
このホスト名はユーザのログイン履歴を表す utmpファイルに記録されます。
また UseDNS の値が yes の場合、Hostbased認証を行うには
クライアントのホスト名が正しく shosts.equiv ファイルに記録されている必要があります。
(6.6.2. Hostbased 認証を使う準備)
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UsePAM { no | yes }
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PAM 使用の可否
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ユーザ認証のさい、PAM (Pluggable Authentication Module) の使用を許可するかどうかを指定します。
OpenSSH のコンパイル時に PAM がサポートされていない場合にこの設定項目を使うとエラーになります。
なお、Mac OS X でパスワード認証を使用する場合は
ChallengeResponseAuthentication 設定項目と
UsePAM 設定項目をともに yes に指定する必要があります。
(5.2.1. システム全体でパスワード認証を禁止する)
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UsePrivilegeSeparation { yes | no }
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特権分離機能の可否
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セキュリティを向上させる特権分離機能を使うかどうかを設定します。
(7.2.2. sshd の初期化に関するエラー)
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X11DisplayOffset 数値
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ディスプレイ番号のオフセットを指定
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X11転送を使う場合、サーバ側のプログラムで使用する架空のディスプレイ番号が
サーバ自身のものと重ならないようにするオフセット番号 (デフォルトは 10) を指定します。
(4.5. X11 転送を使う)
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X11Forwarding { no | yes }
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X11転送の可否
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クライアントに X11 転送 (あるいは信頼された X11 転送) の使用を許可するかどうかを指定します。
(4.5. X11 転送を使う)
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X11UseLocalhost { yes | no }
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X11転送を localhost のみに制限
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X11転送を使う場合、サーバ側に転送された架空の X11 ディスプレイ (Xサーバ) の使用を
そのサーバマシン上 (localhost) のみに制限するかどうかを指定します。
この設定項目を no に指定すると、そのサーバマシン以外からも
クライアント側の Xサーバに描画できるようになります。
(4.5. X11 転送を使う)
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XAuthLocation xauthパス名
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xauthのパス名を指定
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クライアントが X11転送をおこなうときにサーバ側で実行する
xauth プログラムのパス名を指定します。
(4.5. X11 転送を使う、7.5.1. X11転送が使えない)
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AcceptEnv 環境変数名1 環境変数名2 ...
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環境変数の転送を許可
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クライアント側の SendEnv 設定項目で、
クライアントからサーバに転送を許可する環境変数を指定します。
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AddressFamily { any | inet | inet6 }
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IPv4 あるいは IPv6 を指定
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ネットワーク接続に IPv4 アドレス (inet ) あるいは
IPv6 アドレス (inet6 ) あるいは両方
(any ) のどれを使うか指定します。
sshd 実行時の -4 オプションおよび
-6 オプションは、それぞれ
AddressFamily inet および
AddressFamily inet6 に相当します。
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Banner バナー文字列
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バナー文字列を指定
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SSH2 プロトコルを使用している場合、
認証時にサーバがクライアントに対して表示するバナー文字列を指定します。
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ClientAliveCountMax 確認メッセージ回数
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確認メッセージの最大回数を指定
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SSH2 プロトコル使用時に、sshd サーバデーモンが一定時間おきにクライアントに送信する
確認メッセージの最大回数 (デフォルトは 3回) を指定します。
この回数以上の確認メッセージに対してクライアント側から応答がない場合 sshd は
自動的に接続を切断します。
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ClientAliveInterval 確認メッセージ間隔
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確認メッセージの送信間隔を指定
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SSH2 プロトコル使用時に、sshd サーバデーモンが一定時間おきにクライアントに送信する
確認メッセージの間隔 (デフォルトは 0秒 - 確認メッセージを送らない) を指定します。
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GSSAPIAuthentication { no | yes }
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GSSAPI認証の可否
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SSH2 プロトコルを使用している場合、ユーザ認証時にGSSAPI認証を許可するかどうか指定します。
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GSSAPICleanupCredentials { yes | no }
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GSSAPI証明書自動破棄の可否
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SSH2 プロトコルを使用している場合、サーバ側に転送されたユーザの GSSAPI証明書を
そのユーザのログアウト時に自動的に破棄するかどうかを指定します。
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KerberosAuthentication { no | yes }
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Kerberos認証の可否
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パスワード認証時にユーザから入力されたパスワードを Kerberos KDC 経由で確認するかどうかを指定します。
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KerberosGetAFSToken { no | yes }
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Kerberos AFSトークン使用の可否
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Kerberos 5 認証時に、ユーザのホームディレクトリにアクセスする際 AFSトークンを取得するかどうかを指定します。
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KerberosOrLocalPasswd { yes | no }
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Kerberos認証のフォールバックを指定
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Kerberos 認証が失敗した場合にローカルな /etc/passwd を使った
パスワード認証をおこなうかどうかを指定します。
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KerberosTicketCleanup { yes | no }
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Kerberosチケット自動破棄の可否
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ユーザの Kerberosチケットを、そのユーザのログアウト時に自動的に破棄するかどうかを指定します。
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KeyRegenerationInterval サーバ鍵生成間隔
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サーバ鍵の生成間隔を指定
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SSH1 プロトコルで、sshd サーバデーモンが内部的に保持する
暗号鍵 (サーバ鍵) が再生成される間隔 (デフォルトは 3600秒ごと) を指定します。
sshd 実行時の -k オプションに相当します。
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ListenAddress IPアドレス[:ポート番号]
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接続を待ち受けるIPアドレスを指定
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複数の IP アドレスを持つマシンで、
sshd サーバデーモンが TCP 接続を待ち受ける (listen する)
IPアドレス (およびポート番号) を指定します。
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LoginGraceTime ログイン猶予時間
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ログインにかけられる最大時間を指定
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クライアントが認証を終えるまでにかけることのできる最大の時間 (デフォルトは 120秒) を指定します。
この時間を超えてもクライアントがログインできない場合、サーバは自動的に接続を切ります。
sshd 実行時の -g オプションに相当します。
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MACs MACアルゴリズム1,MACアルゴリズム2,...
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MACアルゴリズムを指定
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サーバがデータの混入や改ざんを検出するのに使う複数の MAC アルゴリズムをカンマで区切って指定します。
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MaxAuthTries 回数
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接続ごとの最大の認証回数を指定
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クライアントがサーバに接続してからログインするまでの間に、
失敗が可能な最大の認証回数 (デフォルトは 6回) を指定します。
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MaxStartups 接続数[:拒否確率:最大接続数]
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最大同時接続数を指定
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認証が完了していないクライアントの接続を最大で何個まで保持するかを指定します (デフォルトでは 10個まで)。
これ以上の数のクライアントがサーバに接続した場合、その TCP 接続は自動的に切断されます。
「接続数:拒否確率:最大接続数」の形式で指定すると、
最初の接続数を超えたあとにクライアントは一定の拒否確率で切断され、
最大接続数まで増加できます。
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PermitEmptyPasswords { no | yes }
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空のパスワードの可否
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パスワード認証において、パスワードが設定されていない (空のパスワードをもつ)
ユーザアカウントにログインを許可するかどうかを指定します。
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PermitUserEnvironment { no | yes }
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ユーザによる環境変数設定の可否
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ユーザがログインしたさい、そのユーザの ~/.ssh/environment ファイル、
あるいはそのユーザが使用した公開鍵の environment="..." オプションで
ユーザの環境変数を自動的に設定する機能を許可するかどうかを指定します。
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PidFile パス名
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プロセスIDファイルのパス名を指定
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sshd サーバデーモン起動時に、
sshd のプロセス ID を格納したファイル (pid ファイル) を記録する
パス名 (デフォルトは /var/run/sshd.pid ) を指定します。
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RhostsRSAAuthentication { no | yes }
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RhostsRSA認証の可否
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SSH1 プロトコルを使用している場合、ユーザ認証時に RhostsRSA認証
(SSH2 プロトコルにおける Hostbased認証) を許可するかどうか指定します。
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ServerKeyBits ビット数
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サーバ鍵のビット数を指定
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SSH1 プロトコルで、sshd サーバデーモンが内部的に保持する
暗号鍵 (サーバ鍵) のビット数 (デフォルトは 768ビット) を指定します。
sshd 実行時の -b オプションに相当します。
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TCPKeepAlive { yes | no }
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TCPKeepAliveメッセージの可否
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クライアントからの TCP 接続に KeepAlive メッセージを使用するかどうかを指定します。
KeepAlive メッセージを使用すると、クライアントとの TCP 接続が一時的に途切れたとき
sshd サーバデーモンは自動的に接続を切断します。
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UseLogin { no | yes }
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loginプログラム使用の可否
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ユーザがログインする際に、システムの login プログラムを利用するかどうかを指定します。
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